そんなことを思いながら、陽輝を見つめていると
「優歩!優歩ってば!」
親友の岡本紗耶(オカモト サヤ)の声で我に返った。
「おー紗耶。何?」
「何?じゃないよ!さっきから何回も呼んでるでしょーが!」
「あー…ごめん」
「ごめんじゃないよ、全く!つーかそんな話はどーでもいいのよ。あんたお昼食べてないでしょ!これあげるから、その死んだような顔やめなさいよ!」
ちょ…ちょこ!!!
「紗耶!あっ…ありがとうっ!あたっ…あたし…感動してっ…涙がっ…」
「わっ…わかったから早く食べなよ…」
目の前の紗耶が神様に見えて、手を合わせてると、若干引かれて、直ちに食べることをすすめられた。