なんて思いながらも「まあ頑張りなよ」と応援の言葉を言った。
昼休みが終わって5時間目、
あたしにとって1番眠い時間。
しかも日本史。
読むことが多いこの授業は、余計に眠気を増させる。
「ねむ…」
「おい」
「…」
「おいって!」
「…」
「優歩!」
「あ゙ーもう!うるせーな!なんなんだお前は!」
人が眠りにつこうとしてんのに、しつこく声をかけてくる西田。
「うるせーとか言うなよ。俺悲しい」
「…きも」
「キモい言うな!」
「あー、もうわーったよ!んで?何?」
本気で面倒だったけど、一応聞いてあげたあたしは、西田の次の言葉で一気に目が覚めることになる。