ファーストフードに着いてからのあたしは、誰が見ても放心状態だったと思う。紗耶が心配そうに時々話しかけてくれたけど何を言われたかも覚えてない。
あたしが正気を取り戻した時には、すでに家にいて、いかにボーッとしてたかを物語っていた。


ベットに入ってからも何回も思い出してその度に今日何回目だろう胸きゅんをした。


それでもあたしはドキドキして眠れないという程、乙女じゃなく、気が付いたら朝で、そんな自分にがっかりした。