「行きたいです!」




最初に声を上げたのは意外にも渚だった。




「あたしも!」




そしてそれに続いたのは燈色。




蒼は何も言わなかった。




俺も同じだった。




もしも失敗したらって。この挑戦が俺達の未来を変えてしまうんじゃないかって。




恐かったのかもしれない。