「はぁ~、ちょっと酔っちゃった。ガァちゃん、お風呂入る?」


「え?」


「え?」


私が聞き返すと、新菜もオウム返し。


理解し合うまで少し時間が掛かった。


「泊まらないの?着るものとか化粧品なら心配いらないわよ。明日、土曜日だし、いいじゃない」


こいつは何を思って平気でそんなことを言えるんだろう。


初めて新菜に苛立った。


「…じゃあ泊まる。お風呂は明日の朝にするからパジャマ借りていい?」


挑発に乗ってやった。