「そうそう。今日、学校で新菜から話し掛けてくれたじゃない?友達に京也から乗り換えたのかって言われちゃった」


ちょっとカマかけてみる。


「皆して何なのかしらね。どう見ても美しい友情なのに」


「男女の友情は成立しないと思ってるんじゃない?」


「もう!私は女だってば!!…学校では違うけど」


何故、私はこうも眼中に入らないんだろう。


こんなに傍にいるのに。