『そうそう!!』

朝の会が終わると
田口に話しかけられた。

『ん?』

『新人戦の2日目は男女
 一緒の会場だったんよ』

『うん』

『そしたら、どこの学校か
 分らないけど、田原に
 そっくりな人が居ったんよ』

『ふーん。
 嫌だったの?』

拗ね気味で言った。

ね?
可愛くないでしょ?
何で素直に

うれしい

って言えないのかな?


『まさか!!笑
 田原に会えたみたいで
 すっげぇー嬉しかったで?』

予期せぬ展開に戸惑う。
なに簡単に
きゅんっとくる事言ってんのよ・・・。
ばか。
益々好きになるじゃん。


『ほんとに?
 ありがとう』

嬉しすぎて
何言っていいのか
わからなかった。