毎日田口の背中を見つめれる日々。
小さな幸せ。

『おーい。田原!!』

田口に声をかけられた。

『ん?』
『田原の好きな人って誰・・・?』

いきなりの事で、目が点。

『な・・・何!?
 いきなりどうしたの?』

心中で呟いた。
゛私の好きな人は、目の前にいるんだけど〝

『べーつに。誰なのかなって思って。
 で、誰なの?』
『言える訳ないじゃん』
『ケチ』
『じゃあ!!田口の好きな人
 教えてくれたら教えてあげるよ』
『えー!!何それ。
 当ててみてよ』
『ヒントは?』



こうして、私たちはヒントを
言い合って好きな人は当てる
日々が始まったのである。