達也と籍は外せなかった。

何故だかわからないけど,
外せなかったの。



でも, そのせいで私は,

お義父さんという

重荷をしょった。



お義父さんの顔を
見るたび思い出す 達也の顔。

お義父さんの目にできる
笑い皺を見るだけで,

達也の笑顔を

そこに見てしまうのだった。



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