「明日パーティーしない?!うちんちで!」

「え,マジで?いいの?」

「もっちろん!あと~,祐と哲弥も誘って…」

「いつメンなのに懐かしいね。1ヶ月ぶり」

「本当だよねぇ!楽しみだなぁ!」

「何かあたしより楽しみな顔してるね」

「へへ」



祐と哲弥はいつメン…いつものメンツだった。


この4人でいつも遊んだり語ったり。

いろいろあった。



すると携帯が鳴った。

…哲弥からだった。



「…もしもし?」

『もしもし?!俺俺!!』

「俺俺詐欺じゃん?」



哲弥はやたらと慌ただししそうだった。


あたしはいつもの調子で笑いながら少しふざけた。



『ばか!哲弥だよ!!とりあえずふざけてないでこっち来いって』

「こっちって,哲弥今どこよ?」

『えーと,A公園!』



心臓がドクンと鳴った。

A公園…。


あたしが,リンチにあった場所。


あれ以来,A公園を見ることはなかった。

A公園付近には近寄っていなかったから。


何年ぶりだろう…。


なぜかすごく緊張した。



「…何でよ」

『いいから来い!じゃ!!』



一方的に切られてしまった。