その日,じゃかりこを空けて1本食べて,すぐに寝た。


次の日も,その次の日も,毎日2人は来てくれた。



「菜子!じゃがりこ食べた??」

「…1本だけ」

「もっとくおうぜ,香織?」

「いらない…。食べていいよ」

「じゃあいただいます!!」



2人は美味しそうにじゃがりこをほおばった。

その姿を見ていると…すごくおいしそうに見えた。



究にお腹が空き,じゃがりこを獣のようにたべつくした。



「香織,食欲出てきたな?」

「はは!太るぞ?!」

「…うるさい」



そっけない言葉を言いつつも,顔は笑っていた。


久しぶりに笑った。



「じゃあ,うちらはもう帰るね!」

「うん。毎日ありがとう。あたし,頑張るね」

「おう!じゃーな!」



2人は帰っていった。