「あー!ふざけてる、あいつ!!」


「まぁまぁ。でもさ、奏斗くん?って、すっごぃもてるみたいだょ?」


「ふーん…。別に、興味ないし!」

−教室について、あたしと由佳はあたしの机で喋ってた。

すると……
バンッ!!

「…えっ!?」


『なぁ、理央?』

−相成奏斗が、乱暴に入り口のドアを開いて入ってきた。

……乱暴すぎる。周りの子、びびってんじゃん。

「何?」


『何で、キレてんの?』


「キレてないから!」


『キレてるじゃん。ま、いいや。あのさ!』

−相成奏斗は、あたしの机に座って言った。

……いいんだ。

「何でございましょうか。」


『何でございましょうか…って…アハハハッ!!』


「…?ウケてる??」

−普通は、冷たい目のあいつが今はすごく可愛い笑顔で笑ってた。

……こんな風に笑うんだ。
『……あー、面白。』

−パシャッあたしは、無意識に撮ってた。

すると、前から殺気を感じた。

「……………。」


『ほぅ。俺を撮るとは、いい度胸だな?今度は、口にして欲しいか?』

−満面の笑みで、あたしを見て両方の頬を掴んだ。

……やば…。

「…やめてくだしゃい。」

『…プッ!まぁ、いーょ。』

−そう言って、さっきの笑顔で笑った。

その笑顔を見て、あたしは何故かドキッてした。