−放課後、2人で校舎を出ると人がたくさんいた。

「何だろ?」

『行ってみるか?』

−傍に行くと、女の子が絡まれていた。

奏斗はその場に行って、蹴り飛ばしていた。

「奏斗、大丈夫??」

『あぁ、全然てか、君大丈夫?』

−女の子は制服が違っていた。

何で、この高校に…。

「すみません。大丈夫です…って、奏くん?」

−女の子は奏斗を見て呟いた。

奏くん??

『え…。音彩?』

−奏斗は驚いた顔で、呟いた。

おとは??奏くん??
あたしだけが、パニックになっていた。

「…だ、誰?」

『あーこいつは…。』

−すると、おとはさんはあたしの目の前に立って笑顔で言った。

「あたしは、奏くんの元カノの音彩でーす」

−元カノ!!?あたしは、奏斗を見た。

奏斗はちょっと気まずそうに言った。

『この前、言ってた奴。』
「あ!!」

−じゃあ、この子が奏斗を振った彼女!!

見た目は可愛らしくていい子そうなのに。
あたしが見ていると、音彩さんは奏斗の腕に腕を絡ませていた。

何か、嫌な予感がするんだけど…。