「ふはー……」

「「「「「(なんだなんだー?俺達の昴がため息なんてどーしたんだー?)」」」」」

昨日のこともあり、まだ1週間の内の2回しかデート終わってないのに、濃すぎてもう頭パンクしそう。

ガラガラッ

「昴っ…遅くなりました!!すいません!!」

突然私の教室に入ってきた苓。
その額には汗がうっすら滲んでいた。

「あ…苓。お疲れ様〜私は大丈夫だよ」

「「「「「(な…またまた…何なんだ?今週は…昴貸し出し期間中か?)」」」」」

クラスメートは、この3日毎日呼び出され連れていかれる昴に、疑問を持っていた。

「今日は、ちょ」

苓が何かを言おうとしていると、

〜♪〜♪

突然携帯が鳴った。
勿論、私のじゃない。

「あ…すいません。昴、失礼」