学校から結構離れたところにある、見たことない公園に辿り着くと、砂場で1人、ツインテールの女の子が遊んでいた。

「カーイー」

隣で星が、その子に向かって呼び掛けた。

「あっ…せぇちゃん!!」

タタタタッポフッ

「海っいい子にしてたぁ?」

「ふふっせぇちゃんだぁ〜カイいー子だよ?」

そう言いながら、抱き着いた星に埋まる女の子。

か…

「かわいーっ!!」

私はその子の可愛さに、ついテンションが上がってしまった。

ビクッ

「うわわわっ海!!」

海ちゃん…という女の子は、私の声にびっくりしてか、星の後ろに隠れてしまった。