「誰です?」
シャシャッタッタッタ…
「「「?!」」」
神田の声に反応してか、何かが去っていくような音が聞こえた。
「まさかとは思いましたが…」
えぇっ?!
「どういうことだよ。執事」
「あぁ叶様…実は、わたくしの調べによりますと…最近、昴様の周りをうろつく男の姿が目撃されまして…」
神田…貴方、本当にエリートなのね(汗)
「それ…ヤバくねぇか?」
「…はい。それは重々承知の上なのですが…何故か、今だにその男の消息も顔も判明せず、昴様には内密に捜査しておりました」
「そうか…物騒だな」
「はい。申し訳ありません。警備の者に、もう少し目を光らせるようにと伝えます」
「あぁそれがいいだろう。ていうか昴、お前気付いてたんだろ?」