「あっあの…昴さん」

「あっ…ん?」

一段とおどおどしてる巳子ちゃん。

「けっ…」

「け?」

「ケーキ作り教えて頂きたいでごわすっ…!!」

「…ごわす?」

「あっ///わわっ…えと…です…」

あがりすぎて、間違えたのね(笑)

「ケーキね?オッケー!!任せて♪」

「はっはい…師匠!!」

でも…

「どうしてケーキなの?」

「……えと…はい。しぃちゃんの誕生日だからです…今日」

「ぇえっ…それはめでたい…」

そっかー志紗さんの。

「うちのお兄ちゃん達、ご飯は作れるんですが、お菓子類が破壊的にダメで…だから…よろしくお願いします!!」

「すごいね、巳子ちゃんは。きっと巳子ちゃんの優しい思いで、ケーキはとびっきり美味しくなるよ」