――………海斗…?





「アイツらに何もされてないか…?」



「……うん」






私は海斗の胸のなかで頷いた。






「…よかった」





海斗は安心したように言った。


心配してくれたの…?





「一人で帰るとか危ねぇーだろ」



「だって……友だちは部活してるし、帰りが同じ方向の友だちいないもん。」