怖い……。 「やだ!!離してっ」 私が必死に抵抗しても男の人の力には敵わず、あっさり負けてしまう。 もぅ…………やだ…。 助けて。 ―――助けて…海斗。 心のなかで海斗に助けを求めた瞬間に。 「―……舞子っ!!」 私を呼ぶ海斗の声が聞こえた。