「俺が、昨日言ったのは
まじだからっ!」
「・・・うんっ でもまだ
返事は出せないや・・・。
ごめんね。」
「俺は、工藤が返事
くれるまで、待ってるからゆっくり考えても
いーからなっ!」
どうして、潤は
こんなにマイペース
なのか・・・。
「・・・うん。ありがとう!」
「したら、教室もどろ!!」
教室に戻ろうと
したとき、
ちあきがこっちにきた。
ちあきの顔は
とてもにこにこしていた。きっと期待してるん
だろうなー。

「愛梨~!どうだったの?」
「っえ? なにが?!」
「え じゃないよっ!!
返事したんでしょ?
そしたらなんてー??」
ちあきは嬉しそうに
あたしに言う。
「・・・まだ返事して
ないんだ・・・。」
「えっ!まさか断ったり
しないよね?」
「うんっそれは
したくないから
ちゃんと考えようと
思って・・・。」
「潤はなんて?」
「あたしが返事出すまで
待ってるって・・・。」
「キャーッ! 愛梨~!
やっぱ潤はかっこい~!」
ちあきはテンションが
上がって、
スキップをしながら
教室に戻っていった。
あたしも教室に戻った。
ちあきから渡された
手紙を見ると
"早く返事出して
あげなよ~!"
と書いていた。
あたしも、それは
わかっている。
けどまだなにか
不安がある。
けどいつまでも
潤を待たせるわけには
いかない。
よしっ!
今日返事を決めよう。
そしてそれを
ちゃんと、自分の気持ち
どうりに伝えよう。

ちあきありがとう。
ちあきには
やっぱ話してよかった。
あんなに嬉しそうに
してくれて、
あたしも嬉しかったよ。