「ごめん、別れて」
まただ、これで何回目だろう
「いいよ」
だって、そう言うしかないじゃん、好きだから別れないで!!って言ってもどうせ無理じゃん。
だから、いつも諦める。
「じゃあ、バイバイ」
彼はそう言って去っていった。
でもね、いつも泣いちゃう。
街がどんなに輝いてあたしの心を照らしてもあたしの心は明るくならない
「うっ…、うっう」
「お前、何で泣いてるんだ??」
「!!」
急に頭上から声が
私はびっくりして顔をあげて上をみると
綺麗な男の子があたしの事を見下ろしている。
これが、彼とあたしの出会い。