松岡「…気に入らねえ事を言ったんだ。」




松岡は唇を噛み締めて
言いました。




松岡「あのクソコーチ、下手なんだ。しかも、野球をわかってねえ。だから試合のベンチ入りは俺が決めたいって、ずっと前から言い続けていた。だが奴は

『コーチは自分だからベンチ入りは自分が決める。お前は自分に従えばいい。それから、弱い奴は自分のチームにはいらない。』

と言った。それで俺、部活のチームはお前のチームじゃねえ、って。殴った。」



小嶋、牧野「松岡…。」



松岡「何も分からねえ奴らの同情なんか、いらねえ。」




松岡は
哀れそうに自分を見た
小嶋と牧野を睨みつけました。




小嶋「てめッ…」




小嶋が松岡に
食ってかかろうとした
そのとき、




ぱしんッ!!



篤也の
素早い強烈なビンタが
松岡に炸裂しました。




松岡「つっ!?」



小嶋、牧野「あーちゃん!?」