小嶋「松岡、オマエは………」





松岡「何だ、早く言え。」



小嶋「…恥づかしい」



篤也「でえいっ!ばかっ!違うだろ!はやくいえ!」




小嶋は松岡に向き直って
言いました。




小嶋「オマエはホントは優しいし、野球部主将なんだから組なんか抜けろ!…って言いたかったんだ」




小嶋は、
照れ隠しに頭をかきました。



松岡は
そんな言葉が来ようとは
思ってもみなかったので、

ただぽかんと口を開け、
小嶋をぼうぜんと
見ているだけでした。




篤也「小嶋だけじゃないよ。おれも、牧野も知ってるよ。松岡は優しい!」




牧野が頷きます。



篤也は松岡の肩を叩き、
微笑みました。




篤也「なぁ、松岡。なんでコーチ殴ったの?教えてくれよ…」