赤髪「誰だっけそれ」



緑髪「忘れたんスか!?ありえねえ!前は紅蓮の髪してたのを、今坊主にしたからわかりにくいけど…。アニキありえないッス!!」



紫髪「オレらの組でアニキの前に朱雀の地位についてて、めちゃくちゃケンカ強かったけど、こないだいきなり消えたあの紅蓮の松岡ですよ!」



緑髪「松岡のあと継いで朱雀になったのアニキじゃないですか!」



赤髪「そうだっけ?」



緑髪「バカー!!」



松岡「ほお、俺の後に朱雀になったのお前か。」



赤髪「あ?ああ、うん。そうだ。オレが西園寺組の新朱雀、谷本だ。」



松岡「…知らねえな。」



谷本「…マジか。ま、いいや。ちょうどいい。組抜けの裏切り者と吉田組次期総長候補だ。やっちまえ!」




再び、谷本(赤髪)の号令で
様々な髪の色をした
男どもはとびかかってきました。



松岡「吉田組次期総長候補…!?」




松岡は様々な髪の色をした男どもの攻撃を
ひらりひらりとよけながら、
篤也を睨みつけて言いました。




篤也「ちっ、ちがいますってば!」



谷本「いや。その容姿、間違いない!吉田組次期総長候補だ!なぜそんな男みたいな格好をしているんだ!」



松岡「え。男みたいな、格好…?」




篤也は松岡の視線を感じ、
慌てて叫びました。



篤也「あわわわ!人違いですってば!!」