崎村「まいったな。俺の負けだ。好きになるって、こんなに相手のことを考えなくちゃいけないんだな…。俺が甘かった。」




崎村は歯を見せて、
にやりと笑いました。




小嶋「わかればよろしい!」



牧野「一見落着、だ、な。」




四人はなんとか篤也を泣き止ませ、
崎村を前にして
五人、一列に並びました。




空「答えはいらない。僕たち、まだまだ…若いから。」



篤也「崎村。ありがとう。」




五人は崎村と同じように
歯を見せてにやりと笑いました。