そのときでした。




神代「篤姫嬢!」




突然、神代が血相を変えて叫びました。




篤姫「なに?どうしたの?」



神代「総長が起きないんや!ゆすっても気いつかへん!それに、息も荒うなっとる!」



松岡「なんだと!?」



小嶋「マジかよ!?じいさん!」



篤姫「お、おじいちゃん!!」




みんなは焦って
義男総長に走り寄ります。




篤姫「やだ!おじいちゃん死んじゃいや!」



神代「ど、どないしよ!?」



空「確かに息が荒いね…。はやく病院に連れて行った方がいいよ!」



華織「ちょっと待って!」



空「なに?」




華織はうつむいて言いました。




華織「この辺、近くに病院はないわ。一番近くで車で20分ね。」



篤姫「ええっ!」



松岡「ならそこしかねえ!早く行くぞ!」



神代「せやけど!」



松岡「何なんだ、どうした!」




神代は顔を青くして言いました。



神代「せやけど、誰も車の運転できんのや…。」



松岡「…な、何だと!?」



小嶋「ダッサ!神代ダッサ!」



神代「うるせェ!」



篤姫「やだ、うそだろ!?」