小嶋「あーちゃん!ココが体育館!」



篤也「へえ、ひろいねえ!」





小嶋「あーちゃん!ココが購買!」



篤也「へえ、消しゴムまで売ってる!」




小嶋「あーちゃん!ココがオレの教室!」



篤也「しってるよ。」



小嶋「エェッ!?デジャヴュ!?」



篤也「なぐったろか!!」



小嶋「あははは!」




小嶋は楽しそうに笑いました。

その笑顔につられて、
篤也にも笑みがこぼれます。

どうやら人見知りも、
小嶋には通用しないようでした。




小嶋「あーちゃん!ココが最後!」




小嶋はそう言うと
古い小さな扉を指さしました。




篤也「へえ、それでここはなに?」



小嶋「音楽室!」




小嶋が扉を開けると、
その部屋の中心に、大きなピアノがひとつ。




篤也「…あ。」