一方、倉庫横。




空「さっさとおまえ片付けて、うちの姫、助けに行かないとね。」




空は、先程
長谷川から奪い取った竹刀を構え、
鼻で笑い、言いました。




谷本「そういやオマエ、井上空?」




谷本は頭をかきながら言いました。




空「…そうだけど。何で知ってるの、気持ち悪い。」



谷本「気持ち悪い言うな!えと、それで。父親の名前は、谷本大地、だよな。」




谷本の言葉に
空は眉をしかめました。




空「…そうだけど。父親なんて忘れたね。」



谷本「ああ、やっぱりそうか。」



空「何?早く用件を言いなよ。」