小嶋はいつものニヤけ顔をやめ、
真剣な目つきで
シモンを睨みつけました。




シモン「そんな目で見ても、貴方は可愛い子供白虎、に変わりは無いですよ。まあ、あんなに頼りない新総長の組の、見習い白虎ですもんね。仕方ないか。」



小嶋「……オマエ、ムカつくな。オレだけならまだしも、バスケや、篤姫までバカにするなんて、許さねェ。」




小嶋はバスケットボールを
拾い上げると、
再びドリブルを始めました。




シモン「その手は通用しませんよ。」



小嶋「その手、が通用しないなら、あの手、がある。ソレがダメならこの手がある。オマエは何もわかっちゃいねェ。オレが、バスケを教えてやるよ!」




小嶋はシモンに向かって
まっすぐ走り出しました。




シモン「…パスじゃない?接近戦ですか。」




シモンもフライパンを構えます。




小嶋「オレがバスケ部をやめさせられた理由、その2!」