華織「いいこと、吉田組はね…。」



篤姫「吉田組は…?」




篤姫は息を飲みました。

吉田組は、おじいちゃんは、
西園寺組に何をしていたと
いうのでしょうか。




華織「そう。吉田組は、かき氷、を独占していたの。」



篤姫「…………は?かき氷?」



華織「毎夏、神社で行われる、普通の人と、極道の人たちの、唯一関わりの場。『極道祭り』は知っているでしょう?」



篤姫「そういや、そんな祭りもあったね。小さいころはよく行ってたような気がするなあ。」



華織「その祭りで、大人気の、かき氷。それを売ることができるのは、この地域No.1の組だけなのよーッ!!」



義男「言うなァァ!」



篤姫「なんだそりゃああーっ!!」




嘆く華織や義男元総長をよそに
篤姫は頭を抱え、
地面を殴りだしました。




華織「だから、吉田組を倒す。」



篤姫「もうわけわかんない…。」