華織「とにかーく!総長。死にたくなかったら、今すぐ吉田篤也を総長に、任命してください。」




華織は篤也の髪を引っ張ると
言いました。




篤也「いたいっ」



神代「篤也嬢!」



義男「…ならん。」



華織「まあどっちにせよ、今日、吉田組総長は変わるわ。義男総長が認めないのなら、殺せばいいんだもの。」



篤也「んなっ…!?」



義男「…。」




義男総長は華織を睨みつけました。

そして、
力ずくで動こうとしましたが、
後ろから金城がものすごい力で
押さえ付けているため、
動けませんでした。




華織「さあ、はやく。私たちも殺したくはありません。」



篤也「お、おじいちゃん!」



義男「ならん!」



篤也「ばっばかやろー!いいからはやく、おれを総長にして!死にたいの!?逃げ場はこれしかないんだから!はやく!」




篤也は叫びました。

それに対し、
義男はゆっくり笑うと言いました。




義男「…護って、やれなかった。」


篤也「え?」



華織「?」