しばらくして、
奥の部屋から篤也の声が
聞こえてきました。




篤也「ばかっ!どこさわってんだ!はなしてよ!」



谷本「どこも触ってねえじゃねえか!!さっさと歩け!」




奥の部屋の扉が乱暴に開き、
中から縛られた篤也が
出てきました。




義男、神代「……は?」




しかし、義男総長も神代も
自分の目を疑いました。


何故なら、篤也は…




華織「どう?可愛いでしょう!セーラー服!!」




そう、篤也は
セーラー服を着ていたのです。




義男「篤也ーー!?」



神代「ぎゃああ篤也嬢!!」



篤也「泣くな気持ち悪い!おれだって好きで着てるわけじゃないんだから!あほ!」



千咲「ツンデレだ♪かっわいー」



長谷川「似合っているでござる。」



丸内「ごわっすごわっす」



篤也「うるひゃい!あっ、噛んだ!」




そうして、
吉田組がああだこうだやっていると、
華織は含み笑いで言いました。




華織「意図を教えてあげるわ。可愛いからよ!!」




華織の発言に
辺りはしん、と
静まり返しました。




篤也「……。変態かおまえ!?」