宮田 旭。 このたび一世一代の緊張の瞬間を迎えております。 昨日さんざん悩んだんだ。もしかしたらこれは誰かのイタズラでやっぱり中城さんは僕のことなんか全くしらないんじゃないかとかね。 だけど悲しからずや男の性。とりあえず行くだけいこうと思いながら僕は指定された場所まで上っていった。 ドクンッ ドクンッ 階段を一つ一つ登るたび僕の心臓が大きく鳴る。 いやいや、なんで僕が緊張してんのさ。 落ち着け、落ち着くんだ。 僕らの教室は4階。屋上はそのうえだ。