和幸は上に伸ばされているような、でも左右に伸ばされているような、不思議な感覚だった。
しかし段々苦しくなってくる。身体をねじられているような息をするのも苦しい。
思わずうめき声を出す。
「もう少し我慢してください」
遠くの方で羅我が言うのが聞こえる。
思わずブハッと息をはく。
その瞬間羅我の力と反発してバシッと言う音と共に羅我が座り込む。
和幸は我に返った。
そこには冷や汗をかいて座り込む羅我の姿。
羅我は息を整えて和幸に言った。
「…失敗です」
和幸は呆然とし、ゆかりと園実とみみは和幸を気遣う。
佳伊はため息をついた。
「どんな感じ?」
「磁石の様に反発して…」
「そうか、古の力がまだ強いのか…まいったね」
「あの…?」
ゆかりが聞く。
佳伊が口を開く。
「亡くなった人のかけた力っていうのは最強なんです。我々も甘く見てました。巫女さんは凄い方だったようですね」
「じゃあ…」
無理なのか…と落胆するゆかりに佳伊は続ける。
「何とかします。少し時間いただけますか?」
何とか出来るという自信。
これが超現象管理人なんだ…
ゆかりが思った。
しかし段々苦しくなってくる。身体をねじられているような息をするのも苦しい。
思わずうめき声を出す。
「もう少し我慢してください」
遠くの方で羅我が言うのが聞こえる。
思わずブハッと息をはく。
その瞬間羅我の力と反発してバシッと言う音と共に羅我が座り込む。
和幸は我に返った。
そこには冷や汗をかいて座り込む羅我の姿。
羅我は息を整えて和幸に言った。
「…失敗です」
和幸は呆然とし、ゆかりと園実とみみは和幸を気遣う。
佳伊はため息をついた。
「どんな感じ?」
「磁石の様に反発して…」
「そうか、古の力がまだ強いのか…まいったね」
「あの…?」
ゆかりが聞く。
佳伊が口を開く。
「亡くなった人のかけた力っていうのは最強なんです。我々も甘く見てました。巫女さんは凄い方だったようですね」
「じゃあ…」
無理なのか…と落胆するゆかりに佳伊は続ける。
「何とかします。少し時間いただけますか?」
何とか出来るという自信。
これが超現象管理人なんだ…
ゆかりが思った。