「別に、何でもないし!!」
分かりやす!!
ふっ…そろそろ止めるか……。

「良いなぁ、二人共好きな人がタメで……」

藍が呟いた。何故なら藍の好きな人は、今は中一の渡部 勇樹 だから。
タメには勇樹の弟の隼がいるが、藍は興味を示さない。

「つーか巨体、次体育だぞ早く行かないのか??」

さっきまで、機嫌の悪かった翔が話掛けてきたよ……正直ビックリした。恥ずかしいなぁ。

「な、何だよぉ!?」

声が裏返った……死にたい///。

「いや、だから体育だぜ?」
あぁはい! そうですね!分かりましたよ!!

「分かった、サンキュー!」
あぁ絶対今、顔赤いなぁ///。