「はい、次」



そのまま一人モンモンと座りこんでいると、ふいに先生のつぶやく声がして


わたしはハッとする。



…わたしの番だ…。



「次はその隣に座っている、D組の女の子かしら」

「は、はい」



先生の言葉に、わたしは慌てて椅子から立ち上がる。


そしてそのまま何か言おうと、とっさに口を開こうとした、次の瞬間



突然、視界がグラッと揺れた。