「おっはよース♪」
「あっ詩織たちだ!おっはよ~!」
しばらくの間、あさみちゃんと席についてしゃべっていると
詩織ちゃんや直哉くん、1班のみんなも
わたしたちを囲むようにしてゾロゾロとこっちに集まってきた。
そのままポンと肩に置かれた手に
わたしはハッと顔をあげる。
「おはよ加奈子、昨日は心配したよ。もう大丈夫なの?」
「あ、うん!もう大丈夫!
昨日は行けなくてほんとにごめん!」
詩織ちゃんの言葉に、わたしはあわててイスから立ち上がると、みんなの前でガバッと頭をさげる。
「いーっていーって」
「気にすんな♪」
「そうそう!
またみんなで行けばいいんだし!加奈子が気にすることないよー」
するとみんな気を遣ってくれたのか
意外にも昨日のことについてはあまり深く触れず、すんなり笑って許してくれた。
「それよか聞いてよ。
加奈子ちゃん来れないって分かったあとの直哉のへこみっぷりったらさぁ、うぷぷ♪」
「お、おおおい!
なにそこでコソコソ話してんだよ!」
「アハハ」
…よかった。
思ったより普通でいられる。
なんとか今日一日、いつも通りにやり過ごせそう。
「おっ翔!はよーす」
思わず肩の力が抜けて
ひとりホッと胸をなでおろしていたとき
ふいに、後ろの方から翔を呼ぶ声がした。
「あっ詩織たちだ!おっはよ~!」
しばらくの間、あさみちゃんと席についてしゃべっていると
詩織ちゃんや直哉くん、1班のみんなも
わたしたちを囲むようにしてゾロゾロとこっちに集まってきた。
そのままポンと肩に置かれた手に
わたしはハッと顔をあげる。
「おはよ加奈子、昨日は心配したよ。もう大丈夫なの?」
「あ、うん!もう大丈夫!
昨日は行けなくてほんとにごめん!」
詩織ちゃんの言葉に、わたしはあわててイスから立ち上がると、みんなの前でガバッと頭をさげる。
「いーっていーって」
「気にすんな♪」
「そうそう!
またみんなで行けばいいんだし!加奈子が気にすることないよー」
するとみんな気を遣ってくれたのか
意外にも昨日のことについてはあまり深く触れず、すんなり笑って許してくれた。
「それよか聞いてよ。
加奈子ちゃん来れないって分かったあとの直哉のへこみっぷりったらさぁ、うぷぷ♪」
「お、おおおい!
なにそこでコソコソ話してんだよ!」
「アハハ」
…よかった。
思ったより普通でいられる。
なんとか今日一日、いつも通りにやり過ごせそう。
「おっ翔!はよーす」
思わず肩の力が抜けて
ひとりホッと胸をなでおろしていたとき
ふいに、後ろの方から翔を呼ぶ声がした。