「…どーする?あさみ。
加奈子ひとりだけ行けないんじゃ今回このメンバーで遊ぶ意味がないし
うちらだけ楽しむのはかわいそうだよ。
どっかまた別の日にする?」
「うん、そだね。
全員あいてる日にまた…」
「へ!?まま待って!
もしかして委員会が終わってからとかならきっと少しは参加できると思うし、それで大丈夫なら…」
ただわたし一人が行けないだけなのに
なぜか班の皆まで今日は止めにしようか的な話の流れになっていて
わたしは慌ててフォローを入れる。
するとさっきまでガックリと肩を落として
どこかしょげていた様子の直哉くんがパッと顔をあげた。
「マジで…?来てくれんの?」
「?…うん!きっとそんなに長くは時間かからないと思うし。終わったらすぐ行く。
だからみんなは気にしないで
その、カラオケ楽しんできて!」
「ほんとにいいの?加奈子?ムリしてない?」
「全然!してないしてない!!」
直哉くんに向かってコクコクとうなずいては
詩織ちゃんの言葉にブンブンと首を横にふる。
すっかり忙しい様子のわたしを見て
みんなようやく納得してくれたのか
直哉くんは右手で小さくガッツをしたかと思うと、嬉しそうに笑った。
「分かった。
加奈子ちゃんが来てくれんの、向こうでずっと待ってる」
「!」
直哉くんのまっすぐ過ぎる発言に
わたしの心臓がドキッと高鳴る。
「うっ、うん…」
すっかり緊張して一人アセアセと頬を赤く染めていると
横でその様子を見ていたあさみちゃんが口元に手を当ててニンマリと笑った。
加奈子ひとりだけ行けないんじゃ今回このメンバーで遊ぶ意味がないし
うちらだけ楽しむのはかわいそうだよ。
どっかまた別の日にする?」
「うん、そだね。
全員あいてる日にまた…」
「へ!?まま待って!
もしかして委員会が終わってからとかならきっと少しは参加できると思うし、それで大丈夫なら…」
ただわたし一人が行けないだけなのに
なぜか班の皆まで今日は止めにしようか的な話の流れになっていて
わたしは慌ててフォローを入れる。
するとさっきまでガックリと肩を落として
どこかしょげていた様子の直哉くんがパッと顔をあげた。
「マジで…?来てくれんの?」
「?…うん!きっとそんなに長くは時間かからないと思うし。終わったらすぐ行く。
だからみんなは気にしないで
その、カラオケ楽しんできて!」
「ほんとにいいの?加奈子?ムリしてない?」
「全然!してないしてない!!」
直哉くんに向かってコクコクとうなずいては
詩織ちゃんの言葉にブンブンと首を横にふる。
すっかり忙しい様子のわたしを見て
みんなようやく納得してくれたのか
直哉くんは右手で小さくガッツをしたかと思うと、嬉しそうに笑った。
「分かった。
加奈子ちゃんが来てくれんの、向こうでずっと待ってる」
「!」
直哉くんのまっすぐ過ぎる発言に
わたしの心臓がドキッと高鳴る。
「うっ、うん…」
すっかり緊張して一人アセアセと頬を赤く染めていると
横でその様子を見ていたあさみちゃんが口元に手を当ててニンマリと笑った。