「それじゃあ、今から測るよ」

「うんお願い」


「せーのっ」




べしゃっ!!



―その瞬間

指定の位置でジッと待機していたあさみちゃんが

突然その場から勢いよく屈みこんでジャンプしたかと思うと

なぜか顔面ごと砂場の中へ突っ込んだ。



むくっと起き上がるなり
「イヤぁーッ!」と大きな悲鳴をあげて叫ぶあさみちゃんに

今までの一部始終を見ていた詩織ちゃんが、上からハァっと溜め息をはいた。