「・・・ダメだ。」
ハルは目を細めて言った。
「なんであたしじゃだめなの?一緒に探してくれたり、ドライブしたり洋服買ってくれたりお兄ちゃんもあたしのこと・・・」
「別にそんなんじゃねぇーよ」
「じゃあなんでそこまで優しくしてくれるの?」
「・・・別に」
「ねぇ~なんで?」
「じゃあ冷たくしろっていうのかよ?」
「そんなんじゃないけど」
「とりあえずなぁ~世の中には俺なんかよりも強くてかっこいいやつがいっぱいいるぞ。そいつと幸せになってくれ。かげながら美咲の幸せを祈ってるよ」
美咲はしょぼくれた顔で言った