今度は駅近くのショッピングセンターへと向かった。
「なんか欲しいもんあったら買ってやるよ」
「え?なんでいいの」
「若いのにそんな地味な格好ばっかししてることねぇーだろ、洋服でも買ってやるよ」
「いいよ、悪いよ。」
「いいから好きなの選んで来い、早くな」
「えっ分かったちょっと待って」
美咲は両手にワンピースを持ってきた。