「盗むんや。」
ハルはドキッとして何も言葉が出せなかった。
「こうなったらどっかからしょっぴーてくるしかないわ」
「お前しょっぴーてくるって」
「せや、強盗ってやつや」
「ふざけんなよ。保証人の次は強盗かよふざけんな」
「もうそれしかないやろ」
「そんなのお前一人でやれよ。俺のしったこっちゃねぇーよ」
「お前裏切るんか」
「裏切るもこうもねぇーよ」
「強盗の計画はほとんどできてる。あとは車が必要なんや」
「そんなことしらねぇーよ」
「ハル、お前にはただ車を運転してくれるだけでいいんや。あとはこっちですべてやる」
「ふざけんな、帰れ、マジで」
「あかんか?」
「決まってんだろ」