「わりーなぁ結局なんにもしてやれないで」
「ううん、いいよありがとう」
「今日はだいぶ疲れたろ。帰ってすぐに寝よう。俺も明日は午前中バイトだしな」
「うん。」
ハルと美咲は家に着くなりそのままベッドに一緒になって寝た。もう一枚の布団を取り出して別々に寝ることさえせずに、シングルのベッドにお互いの冷え切った体を寄せ合って。