「さて今度は住宅街の方を歩き回ってみるか」
ハルと美咲はアパートやマンションが立ち並ぶ方へと足を進めた。アパートやマンションの大家さん、アパートの近くにいたおばさん公園でベビーカーを連れているお母さん、散歩しているおじさんありとあらゆる人たちに尋ねて聞いた。しかし、誰に聞いても答えは「わからない」だった。三時を回ったあたりから今度はエステサロンを攻めてみることにした。今朝プリントアウトしたのを頼りに一軒一軒くまなく探した。しかし何の情報も得られなかった。辺りは徐々に薄暗くなってきた6時を回ったあたりから銀座のクラブの街へと繰り出した。しかしクラブの受付の人は冷たかった「そんなのしらねーよ、とっとと帰んな」といった調子ですぐに追い返された。結局なんの情報も得られず1日が終わってしまった。帰りハルと美咲はファミレスによって夜ご飯をすませ帰った。