「ニュースせぶん!」
「あ、お兄ちゃんおはよー」
「おう、どうだ昨日は寝れたか?」
「うん、よく寝れた。」
「お前そっこーで寝たろ?いびきうるさかったぜ。」
「うそ~いびきなんてかいてないよ~」
「でかかったぜ、ところでメシなんだけどさぁ~」
ハルが冷蔵庫を開ける。冷蔵庫の中はがらんどうとしていた。中にはいつのだか分からないたまねぎと三ヶ月ぐらいまえの納豆、なめたけ、缶ビールが3本あるだけの何とも虚しい冷蔵庫だった。台所の下の棚を開けるとカップラーメンが二つと栄養ドリンク、あとサバの缶詰が一つ。
「こんなのしかないんだよね。」