「青木。なんで?」
「青木かぁ~いやなんでもねぇよ」
青木と聞いただけでハルは背すじがゾクッとした。まさか?まさかそんなことがあるわけないよな。あるわけがないたまたまだ。そう何度も自分に言い聞かせて落ち着かせた。おじが殺された!?まさかとは思うけど一応確認だけしておこう。しかしその必要がないことをハルは思い知らされるのであった。
「おじちゃんは青木平八郎。青木平八郎強盗殺人事件ってニュースにもなったよ。でももう一年ぐらい前の話だけど。」
「ん?そうなのか・・・犯人早く捕まるといいな」