「あ~サイテー、ハルのバカ。」
美咲は泣きそうな顔をした。
「美咲あの男だけには近づくな。いいな」
「ふんっだ」
しかし美咲の心は近づくなと言われれば言われるほどますます会いに行きたくなってしまった。深夜1時頃美咲はその夜ハルが寝静まったことを確認するとこっそり起き上がりハルの携帯を開きアドレス帳からアズマを探した。そして自分の携帯に入れた。美咲は前に恋愛のテクの本かなんかで“好きな人にふられたら、新しい好きな人を作るのが一番の薬”そんな言葉を思い出した。そんな思いで美咲はそのままアズマに電話をかけた。トルゥートルゥ電話はつながり5コール目で出た。