「あとは俺は何をすればいいんだ?」
「そうね~サラダを作って欲しいかな。ドレッシングはあたしが作るから」
「ドレッシング?作んの?」
「あたりまえじゃんおいしいんだよ」
「はぁ」
ハルは袋からレタス、きゅうり、トマトを出した。そして、適当な大きさに切り分けてお皿に盛った。
「よっしゃできたー」
「うん。いんじゃない」
美咲はしょうゆ、塩などを混ぜてドレッシングを作り始めた。そして、水に浸した高野豆腐をパン粉につけてフライパンに油をひき焼き始めた。いい色合いになると裏返して再び焼いた。そして本物のカツそっくりのカツもどきができた。しかし、いい香りがして本物とあまり変わらない。これが高野豆腐でできているとは考えられないほどのクオリティーの高さだ。