アパートに戻り買った商品を台所に置いた。
「それじゃ~まずはお米を研いでごはんを炊いてちょうだい」
「あ、オッケー」
ハルはスーパーの袋からお米を取り出した。そして炊飯器のボタンを押し、釜を取り出した。前はかなり汚かったはずだが美咲が部屋を掃除してくれたついでに炊飯器の釜まできれいにしてくれたのだろう。
「おっピッカピッカじゃん」
「そうだよあたしがやったんだから」
「ありがとな」
そう言ってハルは釜を流しに置くとお米を釜の3分の一ぐらいまで入れた。
「こんなもんでいいの?」
「うん。いいよ」
ハルは水を入れて研ぎ流すの作業を何回か繰り返した。その間美咲は買ってきた高野豆腐を水に浸し、砂糖、醤油、みりんなどを入れたれを作っていた。