「その顔が一番かわいいぞ」
そういって美咲の頭をなでた。
「ハルお兄ちゃんきも~い」
「ああ、わりわり」
美咲はクスッと笑いハルの方を見た。
「じゃあ行ってくるわ」
「うん。いってらっしゃ~い」
そういってハルは玄関に向かいアパートを出た。shopのバイトは四時過ぎに終わった。予定よりも一時間延びた。バイトが終わったハルはまっすぐアパートへ向かった。家に入るとリビングのベットで美咲はすやすやと眠っていた。ハルは美咲に毛布をかけなおしてやった。近くのテーブルの上には嫌いなピーマンだけはじかれて弁当がたべっぱなしになっている。美咲の寝顔は生まれたての子猫のようにかわいい。すると美咲が目を覚ましだした。